ピクミン4 / Pikmin 4

ピクミン4 / Pikmin 4

『ピクミン4』とは2023年7月に発売された任天堂の大人気作品『ピクミンシリーズ』のナンバリングタイトル4作品目。
謎の惑星「PNF-404」に遭難した仲間たちを救うため新人レスキュー隊員の主人公が、ピクミンと協力をしながら謎を解いていくという物語。本作から「夜の探索」が新モードとして登場し、今まで探索することのできなかった夜のステージを探索できるようになった。さらにオリジナルの主人公を制作できるようになり、今まで以上に没入感の高い作品となっている。

ピクミン4 / Pikmin 4のレビュー・評価・感想

ピクミン4 / Pikmin 4
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はじめてのピクミン

NintendoSwitchで発売された『ピクミン4』にドハマリしました。最近はゲームはポケモンくらいしかしていなかったので、アクション要素があるゲームはやりきれるかなぁ…と思いつつ、息子と一緒に遊ぼうと購入したのですが、これが思いのほか面白かったです。
よく「ピクミンは難しい」と聞くのですが、シリーズを重ねるうちに操作性が改善されたのか、私にはちょうど良いくらいの難しさでした。あまり簡単すぎるとすぐに飽きてしまうし、難しすぎるとやる気が起きなくなる…その丁度良いくらいだったと思います。
マップ自体はそこまで広くないのですが、意外に回収しなくてはいけない要素が多くて飽きさせず、ちょっと難しいなと感じる敵には、息子に2Pで石を投げて手伝ってもらって、久しぶりにストーリーを最後までクリアすることが出来ました。パズルのようにマップの謎を解いて先に進んでいく場面では、意外と私よりも息子のほうが先に謎を解くので、頭の柔らかさがチガウなと感じました。
主役のピクミンだけでなく、ちょっと気持ち悪い原生生物や、一緒に冒険してくれるオッチンも癖になるキャラクターだと思います。お店で雑貨やお菓子を見かけるとつい買ってしまうので、すっかりハマっているなぁと感じています。

ピクミン4 / Pikmin 4
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初めての人にもおすすめ!新しい魅力が詰まったピクミン4。

任天堂から発売されたこのゲームは、「ピクミン」「オッチン」という愛らしいキャラクターに指示を出しながら冒険を楽しめるゲームです。長年のファンはもちろん、新規の方々にもぴったりの作品です。

ハードがSwitchになり新しくなった映像は、ピクミンたちや彼らが生息する世界を前作以上に美麗で鮮明に表現しており、探索するだけでも楽しむことができるでしょう。暗いステージでの光の演出は特に美しく、まるで夢の中を歩いたり、ディスコにいたりするような気分にさせてくれます。

ゲームに新しく加わったヒカリピクミンや氷ピクミンたちは、これまでにない新しい探索や戦闘、アイテム発見の楽しさをプレイヤーに提供してくれます。新しい仲間との冒険は、わくわくすること間違いなしです。(ちなみに氷ピクミンや岩ピクミンのボイスは癖になるのでぜひ聞いてほしいです!)

難易度設定については、初心者からベテランまで、誰もが楽しめるようになっていると思います。「ダンドリチャレンジ」は難易度が高めですが、全体的には即死系の罠が減っていたり攻略法がいくつかあったりと、初心者にも寄り添ったゲームデザインになっていると言えるでしょう。ステージごとのパズルや隠されたアイテムはコンプリートするまでプレイしたくなり、飽きることがありません。

全体として『ピクミン4』は、新しい冒険と発見の楽しさがギュッと詰まった素晴らしい作品です。かわいいピクミンたちとともに探索の楽しさを味わいたい方には、心からお勧めできるゲームです。ぜひあなたも、ピクミンたちとの新たな冒険を始めませんか?

ピクミン4 / Pikmin 4
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『ピクミン4』の魅力4選

今回は『ピクミン4』の魅力を伝えていきたいと思います。

大ヒットの1つ目の要因はピクミン4から初登場のオッチン(イヌ)です。
何といっても愛らしい容姿に加え、ピクミン数十匹分のパワーは魅力的すぎます。『ピクミン4』が売れた要因の8割以上がオッチンのおかげだと言えます。ゲームのみならず、オッチンの人形も大ヒットしました。

2つ目の要因はリプレイ性が高いゲームだと言う事です。プレイヤー自身で攻略順や効率面を考えながら、攻略時間短縮やピクミンの生存などこだわる要素もプレイヤー自身で決められます。

3つ目の要因はロールプレイ性です。最初はオッチンの強化や主人公の強化アイテムなどは必要なのかと思っていたのですが、誰でもクリア出来る敷居の低さと、ロールプレイ特有の強化要素は飽きさせない為にも必要な要素だと感じました。主人公のビジュアルもカスタマイズが出来、何回遊んでも新たな気持ちでリプレイに取り組める為にも必要な要素でした。

4つ目の要因は初心者にも優しい手触りです。
『ピクミン4』は初心者でもゲームを操作しているだけで楽しいです。ビジュアルは粘土などで作られたような手作り感も魅力でとにかく可愛いくて、奇麗な原生生物やオブジェ、風景など歩いているだけで楽しい冒険をしている感覚になります。

以上4つの要素がうまく組み合わさって、『ピクミン4』が魅力的なゲームになっています。

ピクミン4 / Pikmin 4
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小さな命を、あなたが背負う。あなたのモラルが試される!?

ピクミンという名前やキャラクター、それを題材にした歌は知っているが、実際にどんなゲームなのかは知らない方も多いだろう。一言で言うと、「自分のモラルをはかられてしまうゲーム」だ。

ピクミンの見た目もあって、「どうぶつの森」シリーズのようなほのぼのしたゲームだと思われがちだ。しかし、実際は残酷なゲームだ。主人公である宇宙飛行士が未知の惑星に墜落する。そこで出会ったピクミンたちと協力し、脱出を試みるというのが、大まかなストーリーだ。そこでは、惑星に住む凶暴な原生生物に立ち向かう場面が多く、ピクミンたちはその戦闘中に命を落とす場面もしばしば。

プレイヤーは、引き連れている大勢のピクミンの命を背負っている。小さくて健気なピクミンの命運は、プレイヤーにかかっているのだ。

このゲームの最も面白いところは、「ピクミンたちの犠牲を気にしなければ、戦闘が一気に簡単になること」だ。彼らの命を気にせず、大勢のピクミンを突撃させてしまえば、原生生物などたちまち倒せてしまう。しかし、その分ピクミンが死ぬ可能性も大きくなる。逆に、ピクミンを大切にするほど、戦闘は難しくなる。この駆け引きが面白いのだ。

やっとの思いで原生生物を倒したものの、その際ピクミンを死なせてしまったときの、喜びと罪悪感が混じった複雑な感情は、このゲームをプレイしたものにしかわからない。ピクミンを死なせてしまったのは他の誰でもない「自分」だという事実から逃げられないのだ。

目的達成のためにいかにピクミンを使うのか、多少の犠牲はまぬがれないのか、はたまた一匹も死なせないべきなのか。自分のモラルの程度が、このゲームをプレイすることで浮き彫りになってしまうのである。

小さくて健気なピクミンたちの命を、あなたは守り切れるか?いや、そもそも、”守り切るべきなのか?”すべてはあなたに任されるのだ。