奇妙な映画…
タイムループとは少し違う…でもタイムループモノです！
何回も同じ時間を繰り返す内容のタイムループモノと違い、同じ空間にずっと閉じ込められる、そして年はちゃんととる胸糞系映画です。
窃盗兄弟とその2人を追う刑事が非常階段に、シングルマザーと子ども2人と母親の恋人が旅行中一本道に突然閉じ込められます（外に閉じ込められるって新感覚！）。
このなんの接点もない二組のシーンが交互に描かれ、最後にビックリする形で結びつきます。
少し考察は必要ですが、オチが驚きです！！そうきたか、と。
兄弟と刑事は非常階段1から9階をぐるぐる回るしかできず（9階に行くと1階にもどる）。
しかし、非常階段途中にある販売機で食料、水は確保！
一方、シングルマザー家族と恋人は、車で旅行中、一本道に閉じ込められ、永遠に同じ道をぐるぐる…しかし、道の途中にドライブスルーがあるため、ガソリンと食料は確保できるのです！
つまり、いい意味（死ななくてすむ）でも悪い意味でも…この空間にずっと生きたまま閉じ込められる。まさに、生き地獄。
わたしはてっきり脱出モノで、試行錯誤しながら、「なんとかタイムループを脱出するのか？」と思いきや、いきなり35年の月日が流れます。
大量のゴミの山、ハエがいっぱい、そしてペットボトルにうんちが！！ひー！
「こわい、皆どうなっちゃったの？？」と思うと、兄弟と刑事は、兄はタイムループ冒頭でケガにより死亡。弟と刑事が35年の月日を過ごすのだけど、刑事さんが、あんなにたくましかった刑事さんは、ヨボヨボのおじいちゃんに…もう立つことも話すこともできません。
大量のペットボトルのうんちはトラウマでした（非常階段だからトイレないもんね）。
また、シングルマザー家族と恋人は…子ども2人の妹の方は喘息発作で冒頭に亡くなり、母親、兄、恋人と3人で35年の月日を過ごします。
気が強かった母親は、娘の死のショックもあり、精神崩壊、恋人はおデブのおじいちゃんに…。
そこでのトラウマは、精神崩壊廃人状態の母親を恋人が性的処理を行う場面。鬼畜な恋人…。
されてるときも、廃人おばあちゃんは無表情…こわい！！
見たあとは胸糞悪さ満載でした。でもくせになります。
そんな作品です！オススメ！