真木栗ノ穴
『真木栗ノ穴』とは2008年公開の日本のサンスペンスホラー映画。主演は西島秀俊、監督は深川栄作。原作小説は角川ホラー文庫より出版の山本亜紀子著作の『穴』である。
主題歌は椿の「めぐり逢えたのは夢じゃない」。
主人公は小説家。部屋にある穴を覗き見しながら官能小説を書いているうちに心が壊れていく描写があり、ホラーミステリーのような話である。妄想と現実が入り混じるような幻想的な空気の漂う内容となっており、最後まで見終わると、どこまでが現実だったのか、妄想の世界の話なのか、怪談話なのかと考察しがいある作品となっている。
この映画は東京国際映画祭のある視点部門に出品された作品である。この映画のロケ地は、鎌倉を中心としている。映画の中で印象的な映像を作り出している切通しは釈迦堂切通しと言われる鎌倉の名所である。映画全体を通し幻想的な雰囲気だが、この切通しを境にこの世ではないような印象を与える作りとなっている。部屋にある穴とこの切通しの穴が作品の重要な点となっている。
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