ウィッチウォッチ / WITCH WATCH

ウィッチウォッチ / WITCH WATCH

『ウィッチウォッチ』とは、篠原健太による少年漫画。集英社出版の『週刊少年ジャンプ』にて、2021年10号より連載されているロマンティックコメディである。鬼の末裔であるモリヒトこと乙木守仁には、千年に一度誕生するといわれる魔力を持つ魔女の若月ニコという幼馴染がいた。その魔力を狙う黒魔女たちからニコを守るよう、彼女の母親から頼まれたモリヒト。こうしてモリヒトとニコの同棲生活は始まった。

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ウィッチウォッチ / WITCH WATCH
8

『WITCH WATCH』個性が強いキャラクターたちのマジカルコメディ!

篠原健太さんが描く『WITCH WATCH』『SKET DANCE』、『彼方のアストラ』に続く漫画で、個性が強すぎるキャラクターたちが巻き起こす波瀾万丈なマジカルコメディです。週間少年ジャンプで連載されており、単行本は12巻が2023年8月4日に発売されました。
『WITCH WATCH』のあらすじや面白いポイントを紹介していきます。

・あらすじ
鬼の力を持つ高校生の乙木守仁(おとぎもりひと)は、古い盟約により幼なじみで魔女のニコの使い魔として、ニコの護衛をしつつ一緒に暮らすことになります。守仁を「モイちゃん」と呼び、密かに想いを寄せるニコは守仁との生活にワクワクしていますが、実は守仁にはニコが知らされていない使い魔としての使命があるのです。それは「1年以内にニコに起こる災いからニコを守ること」。災いを意識しつつもドジっ子ニコの魔法に振り回されながら平和に過ごしていましたが、ある雨の日、電柱の上から守仁たちの家をじっとみている男の姿が…。

・ポイント1
「個性が強すぎるキャラクターたち」
『WITCH WATCH』では魔女や鬼以外にも、天狗や狼など様々な生き物の血を引くキャラクターが登場しますが、全員キャラが濃いです。さらには普通の人間である学校の先生やクラスメイトなどがもれなく個性的で、登場からツッコミどころ満載です。次はどんなキャラが出てくるのか、という楽しみもあります。主要となるキャラはもちろん個性的ですが、一つの回だけに登場するキャラの濃さが凄まじく、主要なキャラはツッコミにならざるを得ないところも面白いポイントです。

・ポイント2
「止まらないボケのオンパレード」
この作品はとにかくボケが多いです!もちろん真剣な場面やかっこいい見せ場もありますが、ポイント1で紹介したように登場人物は全員キャラが濃く、ほぼ全員がボケなので非常に忙しなく読者の休む間もなく次々とボケが展開していきます。ボケもとにかく多いですが、同じ分だけしっかりツッコミがあるので1巻通してずっと笑わせてくれます。

・ポイント3
「守仁とニコの関係性」
ギャグに押されてなかなか見られないですが、恋愛要素があるのも篠原健太さんの作品の魅力の一つ。お話が進むにつれ、守仁とニコの関係も少しずつ進んでいきます。
常にクールで感情を表に出さず恋愛にも興味が無い守仁と、守仁への想いを自覚し色々な作戦を試すニコ。個性が強すぎるキャラたちとドタバタしながらも、守仁は少しずつ考えが変わっていきます。2人の距離は縮まっていくのでしょうか。気になるポイントです。

・まとめ
『WITCH WATCH』についてご紹介してきました。少しでも興味を持っていただけたでしょうか。次々と出てくるクセの強いキャラに圧倒されつつ絶え間ないギャグで笑える、ある意味体力のいる作品です。
『SKET DANCE』を読んだことがあるけどこの作品はまだ、という方はぜひ読んでみてほしいです。きっとハマります。ギャグ漫画をお探しの方にもおすすめしたい作品です。