ウェスト・サイド物語

ウェスト・サイド物語

『ウェスト・サイド物語』とは、1961年に公開されたアメリカのミュージカル映画である。映画の日本初公開も同年に行われ、記録的なロングラン上映となった。
舞台は二つの不良少年グループであるジェット団とシャーク団がしのぎを削っているニューヨークの下町ウェスト・サイド。抗争中のジェット団のトニーと、シャーク団のリーダーの妹のマリアの2人が恋に落ちたことから始まるロマンスドラマである。
監督はロバート・ワイズとジェローム・ロビンズ。主演はナタリー・ウッドとリチャード・ベイマー。この映画ではレナード・バーンスタイン作曲の数々の作中歌も多くの人を魅了し、サウンドトラックも空前の売り上げとなった。第34回アカデミー賞では作品賞・監督賞をはじめ10部門を受賞。
原作はシェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』を元にした1957年にブロードウェイで上演された同名のミュージカルであり、映画公開以後も、世界中で舞台にかけられている。2021年にはスティーヴン・スピルバーグ監督でリメイクされた。