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水木しげるさんの『鬼太郎国盗り物語』という漫画を読んで
角川書店から出ている、水木しげるさんの鬼太郎国盗り物語という漫画を読みました。
水木しげるさんは、1922年に生まれ、93歳で亡くなった人です。水木しげるさんは、鳥取県境港で育ちました。徴兵でラバウルに送られ、激戦地で左腕を失いましたが、生還しています。戦後は、「ゲゲゲの鬼太郎」の他にも、「悪魔くん」を生み出しました。
物語は、鬼太郎、砂かけ婆、子なき爺が新宿歌舞伎町でねずみ男のレストランに向かうところから始まります。
ねずみ男は、店の名物、加護加護まんじゅうが受けて、大儲けをしていると話しましたが、鬼太郎は、そのレストランの支配人である、雷虎と意見が合わず、対決しました。
新宿歌舞伎町から、中国の万里の長城に場所を移し、鬼太郎と雷虎は対決し、そこで鬼太郎が勝利しました。
次の話ではエンバンが空中で逃げて問題になりました。閣議を開き、副総理の指示で、子泣きじじいにそのエンバンを捕まえてもらいたいというところからストーリーが始まります。ゲゲゲの森にいる子なき爺に副総理からエンバンを捕まえてほしいと、手紙が届きました。そこには、猫娘や、一反木綿、ぬりかべの姿もあります。ゲゲゲの森では、「捕まえられないと、妖怪の恥、鬼太郎の恥だ」という結論に達していました。目玉おやじが、四国の手洗い鬼にエンバンを捕まえてほしいと頼みました。
ゲゲゲの森以外にも、新宿歌舞伎町や、中国の万里の長城が物語の舞台になるのが面白いなと思いました。
戦争を経験している人だけあって、その分重みがあるなと感じる作品です。