その「森」超危険!立ち入り禁止
ある日のこと、主人公は息子と飛行機に乗っているが、突然の激しい揺れに襲われ墜落してしまう。
薄れゆく意識の中、何者かに息子が連れ去られ、気がつくとそこは食人族の住まう島の深い「森」の中であった。
このようにスタートする本作なのだが、冒頭の描写以外何もない、何からすれば良いかわからない、なのに急に襲われる、とプレイヤーにとっては自分自身が島に不時着したかのような没入感、理不尽さを抱かせる。
にもかかわらず、ツリーハウスを作り、弓矢をこさえ狩りをし、ハングライダーで縦横無尽に島を飛ぶことが出来るなど、発想力と工夫次第でなんでも出来るといっても過言ではない自由度を併せ持ったオープンワールド型ホラーサバイバルアクションなのである。
ホラーゲーム好きはもちろん、モードを切り替え敵の出現を無しにするクラフトモードなど、アクションが苦手な方でも純粋なサバイバルを楽しめる仕様となっており、自由度の高さも相まって時が経つのを忘れてしまう作品である。
対応ハードもWindows、PS4で展開しており、プレイ環境に合わせて選択肢があることも魅力の1つだ。
もちろんストーリーとしての結末はしっかりと用意されている。しかし、本当の終わりは、あなたが「森」の住人になってから決めることである。
もうこちらの世界に帰ってくることが出来ない可能性があるため、注意してプレイされたし。