世紀末リーダー伝たけし!

『世紀末リーダー伝たけし!』とは、島袋光年による日本の少年漫画作品。1990〜2000年代に『週刊少年ジャンプ』にて連載されていた。
リーダー保育園を卒業し、主席卒園者の証であるリーダーバッジをもらった少年「たけし」がポッポ小学校の楽しく愉快な1年1組の仲間たちと送るギャグマンガである。
いくつかの章に分かれており、中でも長編の冒険となった「モービー編」は、ギャグマンガらしからぬ戦闘シーンや親との再会の感動シーンなどが存在する。
また、タイトルにある通り「リーダー」という存在にあこがれる主人公の姿を通して、「リーダーとは何か」「仲間とは何か」を描く道徳的な教材としての側面も兼ねている。
2002年8月に作者である島袋が女子高生との援助交際により逮捕されたことを理由に連載は打ち切られてしまったが、復帰後『スーパージャンプ』にて『世紀末リーダー伝たけし!完結編』のタイトルで連載を再開し、最後の「バーバリアン編」も完結した。

世紀末リーダー伝たけし!のレビュー・評価・感想

世紀末リーダー伝たけし!
7

しまぶー

週刊少年ジャンプで連載されていた漫画です。作者は「トリコ」で有名になった島袋光年さんで、トリコより以前に書いていたものです。
基本的には一話完結のギャグ漫画なのですが、たまに長編でバトル系の話もあります。(実はこっちのほうが面白い)
見所としては、
・主人公の設定が小学生一年生っていうのがいいです。見た目は完全にオッサンなんですが…周りのキャラも見た目は大人ですが小学生です。
・ギャグが小学生が喜びそうなものばかりです。ウ〇コや下ネタなどが多いです。
・長編「マミー編」はほぼヤンキー漫画みたいです。喧嘩シーンも多く、普通に手で体を突き破ったりします。小学生なんですけどね…
・長編「モービー編」は超危険な島「ガッツ島」に行きます。そこでの猛獣たちとの戦闘シーンが最高に面白いです。ボスキャラにマリオというオオカミみたいな奴がいるんですが、怖いし強すぎます。
・長編「魔黒界編」は今まで敵キャラだったボンチューやマミーたちが仲間になり、力を合わせて戦うのがいいです。
・長編最終章「バーバリアン編」は悪逆非道のチームバーバリアンとの喧嘩ものです。主要キャラクターの過去も明らかになります。
長編の悪者たちは当然悪いことをしてるのですが、同情するような暗い過去を持ってます。後味よく終われると思います。