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いしいひさいちさんの「ワシらを野球に連れて行け」を読んで
双葉文庫から出ている、いしいひさいちさんの、「ワシらを野球に連れて行け」という漫画を読みました。この漫画を読むと、当時の野球界の様子がよくわかり、野球ファンにとってはうれしい一冊となっています。
この漫画の中に、西武ライオンズの郭泰源投手のピッチングフォームを西部の監督がビデオ撮影の依頼をしてもらうシーンがありました。後、ソフトバンクホークスの投手コーチとなった人ですが、ライオンズの投手として活躍したことがわかります。また、ヤクルトの広澤克実選手が、六大学野球出身だったことが、漫画の中からわかります。ヤクルトが不調の時には、打開策として、2軍行きになったことも載っています。王貞治監督はソフトバンクホークスの監督で有名ですが、巨人軍の監督として、新年会に出席するというシーンを見ることができます。原辰徳監督も巨人軍の監督として人気がありますが、現役時代の様子をこの漫画で知ることができます。スタジアムに足を運ばないと、人となりはわからないと思いました。江川卓投手も調子が良い時ばかりではなかったことが漫画からもわかります。年間30勝は期待できるというシーンがある反面、2流のピッチャーぐらい打たれているというシーンもあります。現役時代を知らないので、解説者でおなじみだった姿とはだいぶ違うと思いました。