転生したら剣でした / 転剣

転生したら剣でした / 転剣のレビュー・評価・感想

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ハーレム系アニメに飽きた方へおすすめ!『転生したら剣でした』は純粋な関係性が紡ぐ冒険譚

アニメ『転生したら剣でした』は、一般的なハーレム系アニメにありがちな嫌悪感が一切ないのが魅力の一つです。
メインキャラクターのフランと剣との間には、しつこいハーレム要素がなく、その代わりに師匠と弟子のような健全で心温まる関係性が描かれています。
物語では、剣と少女の間に親が子を見守るような温かみのある関係性が築かれており、その純粋さと微笑ましさに引き込まれていきます。
視聴者は深まっていく二人の絆を応援したくなるでしょう。
また、作品はステータスを可視化することで、ハクスラ(ハックアンドスラッシュ)ゲームのような感覚をアニメに取り入れ、RPG好きにはたまらない魅力を提供しています。
主人公のフランというキャラクターは、好みが分かれがちな片言の話し方が特徴ですが、視聴者を不快にさせない魅力を持っています。
それは彼女が持つ、媚びないまっすぐで純粋なキャラクター性によるものです。
このように、『転生したら剣でした』は、そのユニークな設定とキャラクター描写を通じて、新鮮さと深い感情の共感を視聴者に提供する作品です。
親子のような純粋で健全な関係性、そしてRPGの世界観を好む方にとって、このアニメは間違いなく魅力的な選択肢となるでしょう。

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戦闘がかっこよくてヒロインに癒されるアニメ

今回私がレビューするのは、『転生したら剣でした』です。この作品は2015年の9月から小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載された作品で、2022年の秋アニメとして放送されました。今回はアニメ第1話の感想をレビューしていこうと思います。
結論から言います。この作品は戦闘がかっこいい、かわいいヒロインに癒されたい、異世界もののが好きって方や『ダンまち』みたいな作品が好きな方に強くおすすめします。
この作品はタイトルにもある通り主人公は剣に転生します。ただこの手の作品ってすぐに人型になったりしますよね。しかしこの作品は原作勢いわく、小説の最新刊でも人型にならないです。つまりはずっと剣のまま話が進むわけですからかなり変わっている作品となります。
序盤はそんな剣になった主人公が無双するところから始まるのですが、そこはよくある展開なので割愛します。物語の途中から黒猫族という種族のヒロインが登場するのですが、その子は奴隷として日々を送っていました。馬車に乗って運搬などの仕事をさせられていたそんなある日、強い魔物に馬車が襲われてしまいます。そこで奴隷の首輪で命令され動けなくなったヒロイン。だが命令した主人が先に殺されてしまったため動けるようになり、ヒロインは生きるため一人で魔物を倒そうとしますが吹き飛ばされてしまいます。そんな中声が聞こえてきて、気づけば目の前に剣(主人公)があったのです。そこからはほんとにかっこいい描写で敵を圧倒していきました。その流れは『ダンまち』のベル対シルバーバック戦を思い出すくらい盛り上がりました。その後主人公はヒロインの剣になるというところで1話は終わります。
本当に戦闘シーンは良かったですね。特にまだ小さいヒロインが魔物の足下を大剣を持ちながら潜り抜ける様子なんかすごくかっこよかったです。またヒロインがとにかくかわいい。ただほかの異世界ものと同じように無双要素だけでは飽きられてしまうので、今後の展開に期待したいですね!