キングコング(映画) / King Kong

キングコング(映画) / King Kongのレビュー・評価・感想

キングコング(映画) / King Kong
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愛くるしい動物その名はキングコング

キングコングは1920年に初めて登場した伝説的な映画キャラクターであり、最初の映画は1933年と少し古い映画をリメイク版として制作されたのが『キングコング』である。2005年に監督、脚本で有名なピーター・ジャクソンのリメイク版の映像も美しい。ピーター・ジャクソンはアカデミー賞受賞の監督であり、この作品もオスカーを3部門受賞した。
ヒロインであるアン・ダロウは街の演劇女優として働いていたが、劇団から給料を払えないと言われ、仕事を失くす。「君ならここで活躍できるだろう」と次の職場を紹介されるが、そこは思ったようなところではなかった。その扉を開けようかどうか迷っている彼女に、カール・デナムが一目惚れする。このカール・デナムという男が映画を撮りたいということからアン・ダロウに声をかけ、物語は急展開する。何も知らないアン・ダロウはカールについていき船に乗ることになり、ある孤島に到着する。船旅をしながら映画撮影を続ける間に、アン・ダロウと脚本家であるジャック・ドリコスは恋に落ちていく。島には先住民が住んでいて取り囲まれてしまうがそこから恐ろしい叫び声が聞こえた。そこには巨大なゴリラがいて不思議な動物たちが住む孤島であった。ゴリラはアン・ダロウを気に入り連れ去ってしまった。アン・ダロウを助けようとジャック達は島に乗り込み奮闘する。ゴリラを捕まえることに成功した一行はお金になると思い、ゴリラをニューヨークまで連れて帰り劇団の見せものにした。アン・ダロウはゴリラが捕らわれていることが我慢できなくて、劇団から離れていく。ゴリラはもう1度アン・ダロウに会いたくなってニューヨークで大暴れした。ゴリラとアン・ダロウは不思議な感情で結ばれていき、アン・ダロウを守ろうと必死になっている姿を見ることができる。
人間とゴリラの愛物語である。