ヘビの命

ヘビの命のレビュー・評価・感想

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ヘビの命
9

「どう最近?」派になるか「最近どう?」派になるか「どう?」派か。

人間と同じように話せて、職にも就いているヘビやムカデやミミズが存在する世界の旅館で、
次々と殺人(時には殺ヘビ、殺ムカデになる時もある)が起こり、主人公であるヘビ探偵が謎を解いていく。
このゲームの面白いところは、ゲームのステータス(攻撃力、ヒットポイントなど)をそのままに、そこへ推理やロジックが必要な要素を組み込んだところだ。
なので今まであったようなゲームのとっつきやすさは残しつつ、斬新な推理ゲームが味わえる。
殺人(殺ヘビ)事件が起こるが、キャラクターは可愛くミステリーなのにどこかラフな気持ちで出来る。
初めは世界観や急展開についていくことで必死になるが、慣れればどんどん主人公であるヘビ側へ感情移入することだろう。
なぜならこの世界ではヘビはかなり格下な存在で、殺ヘビ事件が起こっても「まぁ人間じゃなくてよかったね」と言われてしまう。
そして人間もいるのに毎回ヘビが容疑者にされる。
主人公と対立する刑事はいつでも人間側のフォローをしてヘビを見下してくる。
ヘビ同士は普通だが、ムカデやミミズもヘビを見下してくるので、殺ヘビ事件が起こるたびに、
「被害者ヘビのためにも解決してやる!」という不思議な気持ちになる。
また、証拠集めやゲーム内の資金集めには頭を使う要素があるが難しくはない。
これがフリーゲームでプレイできるのだから是非ともプレイして欲しい!