glee/グリー

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glee/グリーのレビュー・評価・感想

glee/グリー
9

素敵な学園物語

アメリカの大人気ミュージカル・コメディドラマ『glee/グリー』。なんといっても外せないのがキャストによる歌である。主人公であるレイチェル・ベリーを演じているのは、俳優そして歌手でもあるリア・ミシェル。彼女は幼いころから舞台に立っており、ドラマの終了後はソロアルバムを出すなど歌手としても活躍した人物である。
『glee/グリー』を見始めた理由はなんとなくであったが、毎回毎回のドラマで出てくる歌が本当に素敵で、どんどん見入ってしまった。
もちろん歌だけではなく、恋愛、いじめ、人種差別、ダウン症、将来への不安などたくさんのことに直面する仲間たち。そして解決していく仲間との友情、素敵な先生、なんだか青春時代を思い出させてくれるドラマである。
将来の夢を追うのか、今の彼氏を選ぶのか、人生の選択をどうしていけばいいのか。高校生の子供たちがいくつもの試練に立ち向かうそして乗り越える素敵なドラマである。大人ながらに自分はどうだったのかと考えさせられる。
キャラクター設定も個性あふれる人ばかりで、だれが出てきても飽きることがない。そしてやはり誰が歌ってもうまい。そのときの感情を伝える歌が素敵に選ばれていて曲のチョイスがとてもいい。本当に素敵なドラマであった。

glee/グリー
10

前を向く活力をくれる!

一言で言えば「パフォーマンスと合唱を組み合わせた“グリー部“に所属する高校生たちの奮闘を描いた日々」である。
このドラマの見どころはまさに圧巻のパフォーマンス!
全力で歌い踊り、自身を表現しながら自分で未来を切り開こうとするフレッシュなパワーに胸が打たれることだろう。
歴代の洋楽も数々登場し、見ながら「あ~この曲流行ってたなぁ、この時はああだったな…」と思い出に浸れる。
高校生たちの学校生活が主なストーリーになるので、高校生らしい「女子にモテたい」「スクールカーストの上の方に居たい」という思春期ならではの悩みも、
「分かる分かる、運動できる人がカースト上位だった」「可愛い子がチアリーダーでモテモテなんだよね」と共感できる。
そんな日常ではあるが、この作品をお薦めしたい理由はもう一つある。
それは人種差別やLGBTQ+にも触れていること。
原案、脚本を務めたライアン・マーフィー自身が同性愛者を公言しており、そのためにgleeにもそれが多く反映されている。
当人だからこそ分かるマイノリティーの辛さや苦悩、そして他の人とは何も変わらない同じ人間であると力強く前を向くパフォーマンスも登場する。
きっとどんな人でも見終わった後、心に感動が残る作品だ。