ジュリー・ロンドン / Julie London

ジュリー・ロンドン / Julie Londonのレビュー・評価・感想

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ジュリー・ロンドン / Julie London
9

往年のセクシーボイス

ジュリー・ロンドンは1950年代~60年代の古き良き時代の女性JAZZシンガーの一人である。
彼女の魅力はなんと言っても、あのセクシーなハスキーヴォイスだ。

1926年にアメリカ合衆国カリフォルニア州に生まれ、18歳で女優デビュー。
女優としては華やかな活躍には恵まれなかったが、27歳の時ジャズピアニストで作曲家のボビー・トゥループの指導のもと、JAZZシンガーに転身。
2年後にはあの「クライ・ミー・ア・リバー」が大ヒット。
一躍スターとなり、女優としても返り咲くという快挙を成し遂げる。
彼女の歌声は古き良き時代のアメリカを彷彿とさせる妖艶さが最高に格好いいと思う。
また彼女の柔らかなハスキーヴォイスは耳に心地よく馴染みJAZZ独特の贅沢なムードを味わう事が出来る。
そして、彼女のアルバムといえば文句なしのセクシーなジャケットだろう。
彼女のファンなら、その格好良さに思わずジャケ買いという事もよく聞く話だ。
アルバム「THE VERY BEST OF JULIE LONDON」は、ヒット曲の「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」や「クライ・ミー・ア・リバー」、
また映画「酒とバラの日々」のカバー曲「デイ・オブ・ワイン・アンド・ローズ」等も収録されており、ジュリー・ロンドンの魅力を知るにはちょうど良いボリュームだ。
たまにはJAZZに赴くままに酔いしれる、そんな時間も人生にはあっていいと思う。