アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち

アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たちのレビュー・評価・感想

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アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち
10

大どんでん返しで後半ビックリします!!

ストーリーは、下記の通りです。
主人公が田舎の精神病院を、精神科医としてのキャリアを上げるために訪れます。この病院にいる患者は、みんな自由に過ごしている一方で、施術方法はかなり過激です。その施術方法に戸惑いながらもキャリアを上げるために、目を瞑り、なんとか経験を積んでいきます。そんなある日、患者の1人から逃げろと言われ、困惑しつつも精神病院の謎を解き明かしていくという物語です。
「聞いた事は信じるな。見たものは半分信じろ」というキャッチフレーズは多々出てきますが、これは最後まで覚えておいた方が良いと思います。物語は非常に巧妙に作られており、伏線が最初から張られています。伏線の伏線を回収するという、高等技術を使用しているため、クライマックスを予想する事は不可能です。もう一回見たいと思えるほどのどんでん返しがありますので、どんでん返しが大好きな方はぜひおすすめです。途中かなり過激なシーン(酷いシーン)があるので、見る際には気をつけた方が良いです。精神病という目には見えない病気をテーマにして物語が進んでいくため、病人に対する扱い方や気持ちも考えさせられるハートフルな映画でもあります。人生を豊かにする意味でも良い映画です。

アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち
8

まさか…

・あらすじ
精神科病院に実習生として訪れた1人の学生。
訪れた先での病院は学校で学ばないような治療法を取り入れ、患者さんたちが自由な生活を送っていた。
だが、どこか怪しく不思議な雰囲気の病院。秘密が漂う院内の中で繰り広げられるサイコサスペンス。

・感想
始めは穏便に進んでいたストーリーでしたが観ていくうちに入り込んで観てしまう。
違和感を持ち病院内を探っていく主人公。
途中どうなって行くのかハラハラ、ドキドキ、しながら展開が読めずこのシーンを主人公はどう乗り越え対処していくのか!?を推測しながら鑑賞しました。

患者さんの症状の多さに医師たちにも「本当にこの治療法でいいのか?」「本当に医学に基づいているのか?」などの疑問も持ちながら、
疾患を患ってるのか、患っていないのか、この患者さんは演技では?と気が付けば、誰をも疑いの目で観てしまっていました。

ストーリーも面白く、展開にも退屈せず観入ってしまいます。最後のオチには、まさかのまさか…。
思わず「マジかー」と予想外の大どんでん返しには驚嘆しました。
人の考えること、感じること、それぞれの背景に隠されていること、など本当に分からないものだな…と感じる作品でもありました。