終園地

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終園地
10

家族の絆は脆い

小宮健二は39歳のサラリーマン。妻(美沙)、息子(律)、娘(凛)がいる夫だ。
毎日仕事で忙しく家族と一緒に過ごす時間がない健二は愛する妻子にサプライズプレゼントとして家族旅行に行く事にした。
家族旅行当日、特にトラブルもなく車で出発したが運転していた健二は森深くまで行ってしまい道に迷う。
そこで路頭に迷っていると遊園地を見つける。
当初は遊園地に行く予定ではなかったがこの遊園地で家族全員で楽しむことになった。
そしてこれが恐怖の始まりだった。
遊園地にはたくさんの人がいたが、突如ウサギの毛皮を被った管理人らしき人物が現れ、それと同時に巨大化した動物達が遊園地に遊びに来ていた人たちを殺し始める。
ウサギの管理人はこう告げる「ジェットコースターの準備は整いました」と。
するとジェットコースターに並んでいた娘、凛が無理やり搭乗させられジェットコースターが動き出す。
そのジェットコースターは家族に言わなかった、もしくは言えなかった秘密を言わなければ首が吹き飛ぶ仕組みだった。
それに気づいた健二はすぐさま凜にそのことを告げたが凜は秘密を言おうとしなかったが、
首が吹き飛ぶ直前、「パパ活をやっていた」と秘密を声に出して曝け出し一命を取り留めた。
この後も自分の隠してきた秘密を言わなければ殺される遊具に乗せられ次々と家族が隠してきた信じられない本性が露になっていく。