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ヒッチコックスリラー映画の基準作となったスパイ映画の古典的作品
『北北西に進路を取れ』は1959年に公開されたスパイスリラー映画で、製作と監督はアルフレッド・ヒッチコック、出演はケーリー・グラント、エヴァ・マリー・セイント、ジェームズ・メイスン。脚本はアーネスト・レーマンで、彼は「すべてのヒッチコック映画を終わらせるためのこのヒッチコック映画」を書きたがっていました。『北北西に針路を取れ』は一言で要約するとすれば人違いの物語であり、無実の男が秘密の組織に追いかけ回されます。その組織は政府の秘密が隠されているマイクロフィルムを盗む計画を阻止しようとして、無実の男を排除しようとするのです。本作は1950年代のヒッチコックの基準作とされ、彼の全時代を通しての最優秀作品の一つに位置付けられています。後に続く数えきれないほどのアクションスリラーにとっての基準作となった」とされています。