石川早苗

石川早苗のレビュー・評価・感想

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石川早苗
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陽気なジャズボーカリスト、石川早苗の未来

音楽好きの両親(父はクラシック、母はジャズやアメリカンポップス)と歌謡曲・演歌の好きな祖父母に囲まれて育まれた石川早苗。幼い時からクラシックピアノの個人教授を受けてきましたが、高校時代になるとボーカルに転じて、大学 (慶應義塾)に入るとボイストレーニングを受け始めてシンガーの道を目指すようになりました。
2007年のデビューはアルバム『Feel Like Makin' Love』のリリースでした。音楽専門誌では「輝ける新人」とか「新人としてのすべてをクリアした期待の新星』とか『天性の音楽カン』などという絶賛の言葉をほしいままにしました。その2年後、さいたま新都心で開かれたジャズボーカルコンテストで準グランプリを受賞しました。

石川早苗の声は甘美であり、力強くもあり、併せて艶やかで伸びがあり、その表現力はエモーショナルであり、各曲の歌の世界観を瑞々しく描き出します。石川の英語は発音が美しさの域に達していて、ディクションが確かであることはネイティブも認めるところになっています。
目下のところは、ジャズボーカリスト/シンガーとしてJ-POPの名曲を四季にスポットを当ててCDにするコンセプトで、その各アルバムをCDとして連作リリースするプロジェクトに取り組んでいます。