DARKER THAN BLACK -黒の契約者-

DARKER THAN BLACK -黒の契約者-

『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』とは、2007年に放送されたBONES制作の日本のアニメ作品である。放送中、『月刊Asuka』(角川書店)にて野奇夜の作画で同タイトルの漫画が連載されている。
10年前に突如として東京に現れた「地獄門」(ヘルズ・ゲート)という未知の領域のせいで、世界は本物の空を失う。このゲートの情報を掴むため、各国の諜報機関は東京にエージェントを送り込むのだった。
主人公の黒(ヘイ)は「契約者」と呼ばれる超能力者で、東京に送り込まれた秘密組織のエージェントの1人。「黒の死神」という異名を持ち、強力な戦闘力を持っている。彼は同じ組織の仲間たちと情報集めの任務を遂行する。
架空の世界ではあるが日本が舞台となっており、現実と同様の世界がモチーフとなっている。そのため、徹底的なロケハンにより実際に存在する建物や場所が忠実に描かれている。

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DARKER THAN BLACK -黒の契約者-のレビュー・評価・感想

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DARKER THAN BLACK -黒の契約者-
8

ハードボイルドっぽい超能力SFアニメ

2007年4月から、TBS系列で放送されたアニメ、「DARKER THAN BLACK 黒の契約者」。今作は、主人公の黒<ヘイ>がとある組織に所属し、組織からの依頼を淡々とこなしていくという物語だ。東京のとある古いアパートの一部屋を借り、そこで暮らしながら任務を遂行するうちに、任務で関わった人間に情を移したり、時には組織に歯向かうような行動をする黒。彼は本来、契約者という特殊能力を得た代わりに、人の心を失った殺人マシーンのはずだった。共に任務を遂行する仲間たちと、少しずつ心の距離を縮め、チームの団結力が強くなってきた時、黒は組織から隠されていた、大きな難関に立ち向かうことになる。今作の魅力は、東京スカイツリーがつくられる前の東京の風景がリアルに再現されている所だ。作中に出てくる場所はほぼ実在した場所で、山手線田町駅や、荻窪の滑り台のある公園、黒の住んでいるアパートから見える目黒川などなど、徹底的にロケハンが行われている。当時、まだ深夜アニメと言えばシャナやハルヒなどの萌え系が人気、という雰囲気だった中で、リアルな東京の街を舞台に、真っ黒な格好をした主人公が淡々と任務をこなすアニメが放映された。大ブームとまではいかなかったものの、OVAや第二期も制作されるほどの人気だった。劇中のBGMは菅野よう子が手掛けているため、カウボーイビバップが好きな人には、似た雰囲気を味わえること間違いなし。

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