Steely Dan / スティーリー・ダン

Steely Dan(スティーリー・ダン)とは、1972年にデビューしたアメリカのロックバンド。主要メンバーはドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーの2人。6人グループのバンドでデビューしたがメンバーチェンジを繰り返すうち2人だけが残り、ライブはせずレコーディングの際にスタジオミュージシャンを起用する特異なグループであった。1972年発表のデビューアルバム『Can't Buy A Thrill』からシングル・カットされた「Do It Again」は全米6位を記録し大ヒット。以降1973年『Countdown To Ecstasy』、1974年『Pretzel Logic』、1975年『Katy Lied』、1976年『The Royal Scam』、1977年『Aja』、1980年『Gaucho』を発表後休止状態になる。2000年『Two Against Nature』で復活。2003年『Everything Must Go』を発表。以後精力的にライブ活動を行う。彼らの音楽は難解な歌詞、複雑なコード進行、腕利きのミュージシャンによる高度な演奏、優れた録音などが高く評価され、グラミー賞を3部門で受賞している。2001年ロックンロールの殿堂入り。2017年ウォルター・ベッカーが死去し、以降はフェイゲンのソロユニットとして継続している。