夢のクレヨン王国 / Yume no Crayon Oukoku

『夢のクレヨン王国』は、1997年9月7日から1999年1月31日までテレビ朝日系列で放送されたテレビアニメである。講談社『なかよし』で片岡みちるによって漫画が連載されていた。原作は、福永令三による児童文学作品『クレヨン王国』シリーズ。
クレヨン王国で暮らすシルバーは、12の悪い癖を持つ王女様。それにより周囲を振り回すことも多いが、笑顔がとても魅力的で、王国の宝とされている。そんな中、12歳の誕生日に、両親である国王夫妻が死神によって石にされてしまう。シルバー王女は両親を元に戻すため、お供のアラエッサ、ストンストンとともに死神を追う旅に出る。
絵柄がとても可愛く、まさにメルヘンアニメの王道と言える作品だ。クスっと笑えて、ときには涙する話もある。原作の小説と比べると、より児童に向けた世界観となっていて、設定等も変更になっている部分もあるが、観終わると心が優しく穏やかになれるところは、原作である小説から見事に受け継いでいる。
個性的なキャラクターたちも魅力の1つ。劇中では登場キャラクターたちが歌うこともあり、世界観に合ったその歌がより作品を引き立てている。思わず口ずさむこともあるだろう。
放送が終了されてもなお、リアルタイムで見ていた子どもたちの記憶と心に残る作品だ。

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