グローランサーIV / GROW LANSER IV -Wayfarer of the time-

グローランサーIV / GROW LANSER IV -Wayfarer of the time-のレビュー・評価・感想

グローランサーIV / GROW LANSER IV -Wayfarer of the time-
8

グローランサーシリーズ最高傑作

グローランサーはゲーム会社アトラスの制作するファンタジーシリーズです。
その中でもシリーズ最高傑作と言わざるを得ないのが今作グローランサーIVです。
PS2の頃のゲームですが、その完成度は高く、初代グローランサーから続くグローランサー2や3といった作品の続編でもありません。
完全に本作(もしくはリメイク)のみで完結するシナリオです。
とはいえ、初代のグローランサーはそれだけで完結しているので、そちらをおすすめしても良いのですが、今回は個人的に大好きで、何周も何周もしつこいくらいに周回した本作グローランサーIVをおすすめします
おすすめできる点はまず、シナリオの重厚感。
最近のゲームと違い、完全にレールに乗っているだけでは本作の魅力は体験できません。
本編シナリオと休暇だけではイベントは回せず、キャラクター攻略においてすら、イベントを回収するために色んな街や村を回ったり、戦闘をこなしたりしなければなりません。
それに加え、フェイトシステムなるものもあります。それは、本作をただレールに乗ってクリアするだけでは悲しい運命を迎える人たちを助けたり、仲間にしたりと、そのキャラクターたちの運命を変えるシステムになります。1周目で助けられなかったキャラクターを2周目で救えると感無量です。
そういう意味ではフェイトする対象の増えたリメイク版が個人的にはおすすめです。
アトラス作品の例にもれず、このゲームも最近のゲームと比べるとかなり難しい部類に入るかと思います。
ただ、手応えの感じられるゲームの作りになっており、俗に言う詰んだ状態にはなりにくいです。
戦闘システムもドラマティックシミュレーションRPGの名に恥じぬ出来になっており、戦闘はリアルタイムで戦略を練っていくタイプの、どちらかというとストラテジータイプです。
早く終われば終わるほど報酬も良くなるので、頑張る価値があります。
以上、もっと触れたい点はありますが、このレビューが参考になれば幸いです。