ブレックファスト・クラブ / The Breakfast Club

ブレックファスト・クラブ / The Breakfast Clubのレビュー・評価・感想

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ブレックファスト・クラブ / The Breakfast Club
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高校生男女5人が持つ悩み、葛藤と自分とは何かが本当にわかるのか

80年代で青春映画と言えばジョンヒューズの作品ではないでしょうか。夜、「なんか映画が観たいな」と思った時にカジュアルに観れる作品です。ジョンシューズの青春映画の作品の中で本日はブレックファストクラブを紹介していきます。
それぞれの悩み・問題を抱えている高校生男女スポーツマン、インテリ、お嬢様、不思議ちゃん、不良5人は週末に補習を受けに登校する。「自分とは何か」というテーマにした作文を書くよう先生から命じられる。5人はお互い顔は知っているくらいで接点はなかった。5人はそのまま学校の図書館で缶詰状態。部屋から出ることも許されずだからといって作文を書く気分にもならないため自分たちの思い思いの事を図書室の中で行っていた。時間だけが過ぎていき作文は進まず居眠りを始める。そこへ先生が来ても誰も目を覚ましません。先生が怒鳴ってもだまっている状態。先生が「トイレに行くもの」と聞くと全員が手を挙げます。登校するのも苦痛だった5人は作文を書くことなく暴言を吐く人、先生に反発する人、ちょっかいをだし、嫌がらせをする人、図書館の本を破いたりする人等皆、ストレスが溜まっていた。5人はぶつかり合う事で変化もあり心を開いていきます。女子2人は化粧をしてお洒落になったり、告白したりと高校生らしい関係性を築いていきます。5人は両親の悩みや疑問を語り合う事で絆が一層深まります。本音も皆で吐き最悪な一日がそうでもない一日に変化しています。心から穏やかで表情も豊かな5人は昔から知り合いだった感覚で別れを告げます。でもまた学校に行けばいつもの仲間との日常が始まり週末の5人が会う事はないのです。
5人のうちインテリだけが作文を仕上げていた。その内容には5人の気持ちが秘められている事が綴られていた。そして、最後に作文名はブレックファストクラブと称されていた。