雨の日も神様と相撲を

雨の日も神様と相撲をのレビュー・評価・感想

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雨の日も神様と相撲を
8

スポーツ漫画だけど、ラブ要素もあり、性別問わず楽しめます。

相撲は大好きだけれども体格が伴わない事で相撲人生を諦めてしまった少年が、両親を亡くし親戚の叔父にお世話になることに、引っ越した先は相撲の強さが全ての村で、すべての序列は相撲で決められていた。
何よりも村の全員が相撲が大好きな村だった。何も知らずに転校してきた主人公は初日から相撲勝負に知識と予測で勝っていく、同級生からは一目置かれる存在となり、皆から相撲についての意見を求められるようになるが、意見を求めたいのは人間だけではなかった。
タイトルの通り、雨の日の神様を中心にして物語は進んでいきます。雨の日の神様とはカエルなのですが、このカエル様が神様とは思ない注文を次々としていき、相撲を諦めた少年が自身の相撲に対する価値観を含めて成長し、また恋に落ちていく、全三巻ですがかなり読み応えのある作品です。
相撲の知識は無くとも、相撲って見てもつまんないよね、ってタイプでも楽しく読める事が出来ます。作画もとても上手な方が担当されており、引き込まれるように読んでしまいます。
不思議な話や、ファンタジーが好きな方にはとてもお勧めの一冊となります。貧弱系男子の快進撃ともいえる漫画をぜひ手に取って頂ければ幸いです。