ANGEL VOICE

ANGEL VOICEのレビュー・評価・感想

ANGEL VOICE
10

感動系サッカー漫画

あらすじ
県内でも有数の不良が集まる蘭山高校。そこに新入生の成田信吾を含め中学最強の4人が入学してきた。蘭山高校のサッカー部は不良のたまり場になっていたが、それを更生するために黒木が監督として呼ばれる。黒木と成田を中心としてサッカー部を改革していくのだった。
ばらばらだった不良だがマネージャーである高畑麻衣(マイ)の歌声によってまとまりだす。不良たちも次第にサッカーに真摯に取り組み始め、日本一を目指す。しかしある時マネージャーの高畑麻衣の脳に腫瘍があることが発覚した。自分たちをまとめてくれた麻衣に元気を出してもらうためにも勝ち進むことを心に決める。

面白い点
試合の緊張感がたまらない。スピード感や選手の疲労感、ゴールした時の喜びは大変緊迫感がありお勧めである。負けが確定しても、1点でも取るために試合を捨てない選手の頑張りなどには涙があふれてくるだろう。また、試合中に麻衣の死亡を知らされても、涙を流しながらも麻衣のために足を止めず勝利をもぎ取りに行く姿は感動を覚える。
最初から終わりを決めている無駄のないストーリー構成のすばらしさ、キャラクターに感情移入できる物語展開がとても素晴らしい漫画だと思う。

ANGEL VOICE
10

ANGEL VOICEはスポーツ漫画で過去一作

中学時代、喧嘩最強だった4人が偶然同じ市立蘭山高校に入学することになり、ケンカだったらレアル相手でも楽勝とまで言われる県内最強軍団と呼ばれることになります。しかし1人を除いてほぼサッカー素人軍団。個々に光るものがあり、それぞれの長所を伸ばすため監督の黒木鉄雄がそれぞれにあった練習方法や試合の進め方を提案します。プレーヤーの成長を話数ごとに感じられ
できること、やらなくてはいけない課題が次々と見つかり堅苦しいスポーツ漫画ではなく理屈的、理論的で戦略的なサッカーを漫画で楽しめるのはANGEL VOICEしかないと思います。
話数が進むごとに序盤から怪しげな雰囲気があり次に起こり得ることが読者は気づくことができますが、登場人物は物語終盤まで気づくことなくサッカーをすることになり読んでいる側からするとものすごく辛く感動し泣ける物語になっています。
昔の漫画でここまで話の凝った物語は初めてで未だかつてこの漫画より感動、涙した漫画はありません。
成長した選手達のことを誰よりも応援する姿がかっこよく、
成長した選手達が自分のできるプレーの幅が、増えていることに
振り返ると一緒にサッカーしてるわけではないですがものすごく安心感を与えてくれる漫画となっているので是非おすすめです!