ダーク・アンド・ウィケッド / The Dark and the Wicked

ダーク・アンド・ウィケッド / The Dark and the Wickedのレビュー・評価・感想

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ダーク・アンド・ウィケッド / The Dark and the Wicked
8

きめ細かく作り込まれたホラー映画の傑作『ダーク・アンド・ウィケッド』

『ダーク・アンド・ウィケッド』は米国のホラー映画で、監督と脚本はブライアン・ベルティーノです。出演はマリン・アイルランド、ミシェル・アボットJr、ザンダー・バークレイ。
この映画はファンタジア国際映画祭で全世界先行上映され、同年秋からRLJEフィルムによって公開されました。
ルイーズとマイケルは距離を置いていた姉弟で、テキサスにある家族農場に舞い戻ってきました。その理由は、寝たきりになり意思の疎通のできなくなった、母と看護師に世話をされてきた父の容態が悪化したからです。母は気分を害していて、子どたちが立ち去ることを望んでいます。ある夜、母は農場で首吊り自殺しました。
時間が経つにつれて、ルイーズとマイケルは母に何が起こったのかを理解し始めます。看護師は母が父に囁きかけていたことを明かし、その囁きは父にしているというよりも何か他の存在にしていたように思えたというのです。マイケルは母の日記を見つけ出し、その中には、名付けようのない存在が夫の魂を奪おうとすることへの恐怖が綴られていました。その不可思議な存在はぞっとするやり方で姉弟に自分がいることを知らしめます。弟と看護師が自殺した後に、ルイーズは悪魔的な存在によって苦しめられるのですが、父が死ぬまで農場に留まります。その死後、父はその存在に取り憑かれて、ルイーズに襲いかかるのでした。
批評集積サイト「ロッテントマト」には「『ダークアンドウィックド』はタイトルが示すように不安を駆り立てるホラーであり、底なしの恐怖感と暗いストーリー展開は、衝撃の連続である」との評価が記されています。