カオス・ウォーキング

カオス・ウォーキングのレビュー・評価・感想

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カオス・ウォーキング
8

相互コミュニケーションがイメージの奔流によるという奇怪な惑星を舞台に繰り広げられるディストピア劇。

『カオスウォーキング』は2021年に公開された米国のディストピア映画で。監督はドウグ・ライマン。脚本はパトリック・ネスとクリストファー・フォードです。本作はネスのSF三部作『Chaos Walking』基づいており、2008年の第1部作『The Knife of Never Letting Go』を原作としています。出演はディジー・リドレイ、トム・ホランド、マッヅ・ミケルセン、デミアン・ビシール、シンシア・エリヴォ、ニック・ヨナス、ディヴィッド・オイロヴォ。この映画では、女のいないディストピア世界に生きる、1人の若い男(ホランド)が扱われ、この世界では、すべての生き物は相互の思考を、「ノイズ」と言われるイメージ、単語、音の奔流の形で聞き取ることができます。1人の女(リドレイ)がこの惑星に不時着すると、彼はその女が危機を脱するのを手伝わなければいけなくなります。
2011年に製作が発表されてから、チャーリー・カウフマンによる脚本はジェイミー・リンデン、ジョン・リー・ハンコック、ゲリー・スピネッリ、リンゼイ・ビアー、クリストファー・フォードによって推敲され、ネスも手を加えました。ライマンが2016年に監督として発表され、撮影は2017年に始まりました。2019年の公開が予定されていましたが、試写会の結果が散々だったことを受けて、公開はいったん見送られました。