BURNOUT SYNDROMES / バーンアウト・シンドロームズ

BURNOUT SYNDROMES / バーンアウト・シンドロームズのレビュー・評価・感想

BURNOUT SYNDROMES / バーンアウト・シンドロームズ
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詩的な3人組ロックバンド

「大阪発、青春文學ロックバンド」と公式HPにもあるように、文学的な詩体と、若い世代にも響きやすい、若さ特有の迷いや、社会に対しての真摯な曲が特徴的。
2016年アニメ『ハイキュー!!』のオープニングでもある『FLY HIGH!!』でも有名。
その後もアニメ主題歌としても多く起用。
まだまだアニメ主題歌バンドのイメージは強いが、その音楽づくりは、とても真摯だと思う。
既存の音楽、文学を大切にし、3人バンドであるということを最大限に使って音楽を作っているように思う。
ミュージックビデオも特徴的なものが多くて、とても物語性のある、力強く美しいものが多い。
私は、このミュージックビデオをしっかりと見たくて、ミュージックビデオ収録のDVDを買ってしまった。
聴くだけでは足りないと思ったのは初めてだった。
ミュージックビデオにも歌詞が出るのだが、そのレイアウトも秀逸だ。
基本はロックなのだが、クラシック、フォーク、ゲーム音、三味線と色々な音がでてくる。とても挑戦的で、しかもそれが上手くいっていると思う。
それは、自分たちの世界観にあった詩、ボーカルの強く、またどこが切ない音を含む声、どの音楽でも自分たちのものにしてしまうアレンジの賜物だと思う。
コロナ禍にあっても、早くからオンラインライブを開催、アルバムもリリースしている。
これからもどこまで進んでいくのか、今一番気になるバンドだ。