ふしぎ駄菓子屋 銭天堂

ふしぎ駄菓子屋 銭天堂

『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』とは、廣嶋玲子による日本の児童小説、およびそれを原作とするアニメや映画作品である。偕成社より2013年から刊行されている。
舞台は悩みを持つ者だけが辿り着くことのできる不思議な駄菓子屋「銭天堂」。店主の紅子がすすめる駄菓子は、どれも訪れる客の悩みにぴったりのものであり、食べると様々な効果が得られるが、食べ方や使い方を間違えたり、客が調子に乗り始めたりすると恐ろしい事態を招いてしまう。そんな銭天堂に訪れる客たちを主役に据え、その顛末を描いたオムニバス形式の児童小説である。
子どもだけが主人公ではなく、種類豊富な不思議な駄菓子の存在、駄菓子屋という空間など、キャラクターやアイテムの魅力が大きい他、様々な悩みが登場し、ハッピーエンドばかりではない作品が多くの子ども達の心を掴んだ。2022年第3回「小学生がえらぶ!こどもの本総選挙」で第1位に輝いている。
2020年にアニメ映画化、およびテレビアニメ化し全80話が放送された。2022年8月時点でシリーズ累計発行部数は400万部を突破している。

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