Our Friend/アワー・フレンド

Our Friend/アワー・フレンドのレビュー・評価・感想

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Our Friend/アワー・フレンド
8

なんで支えに来たのか。

なぜ彼が、夫婦を支えにいったのか。自分の人生からの逃げなのかとかいろいろ考えたけど、そうではないってわかってはっとなりました。自分にそれほど支えたいという人がいるかというといない気がします。きっと、すごく夫婦に救われたんだなと感じました。
あと、闘病の様子が結構日常生活の中で描かれていて、そういうものなんだろうと気が付かされました。病に侵されたからって、それまでの日常が消えるわけではないし、普通に洗濯してごはんつくってっていう日常が待っているのでしょう。そう思うと、ほんと家族だけではしんどいのかもしれません。
役者たちの演技もすばらしく、ケイシー・アフレックのおろおろしたお父さんはすごく似合っていたし、ダコタさんは本当にかわいかったです。キレたり、憔悴したりしていたけど、どこかいつでもはつらつとしている感じがしました。話は実話ベースなのでオチとかに何かいうこともないけど、なえか時系列をバラバラに描いていて、それって必要だったのかなとは思いました。別に普通に時間通りにやってもよかったと思います。なんか気持ちをそがれました。でも、やっぱり闘病ものなので泣けてしまいます。こういう映画を見ると、健康のありがたみを感じます。