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乙女ゲーム転生物。前世からの推しだが完全モブキャラに惚れたヒロインの侯爵令嬢と、ちょっと腹黒いヒーローのお話です
異世界転生ファンタジー。現代日本人の前世を持つイザベラが、攻略対象そっちのけで前世で推しだったウルシュと結婚する奮闘を描いています。ヒロインはチート悪役令嬢イザベラ、ヒーローはゲームではモブキャラのウルシュ。珍しいことに2人ともチートです。
前世の推しであるウルシュと結ばれるために、侯爵家と平民であるため互いの両親を説得したり、攻略対象とのフラグを折る計画を練ったりします。
普通の大人では身体面の能力もチートであるイザベラを追いかけるのも苦労します。騎士団の騎士ですら捕まえられずに、ウルシュが捕まえるという場面がある程です。
テンポと勢いがあって読みやすいです。絵柄も可愛らしく、まだ7才の子供なので勢いある姿は面白いです。
4巻完結ですが打ち切りの模様で、7才のままで慌てて終わったところが少々残念でした。乙女ゲームの舞台である学園に入る年齢が書かれなかったことや、ウルシュの兄や母など謎のままの部分も未消化で終わります。原作であるライトノベルは続いているようなので、気になったら読んで見るのもいいかもしれません。