トリリオンゲーム / Trillion Game

トリリオンゲーム / Trillion Game

『トリリオンゲーム』とは稲垣理一郎の原作、池上遼一の作画によって2021年より『ビッグコミックスペリオール』に連載されている、スタートアップを題材とした青年漫画及び、それらを原作としたドラマ作品である。物語は主人公のハルとその相棒のガクの2人が1兆(トリリオン)ドルを稼ぐために起業し、ライバルとなる世界的IT企業ドラゴンバンクの黒龍キリカと競いながら、大富豪を目指す姿が描かれる。ハッタリが得意なハルと堅実なガクの友情とコンビネーションが見どころの一つである。

トリリオンゲーム / Trillion Gameのレビュー・評価・感想

トリリオンゲーム / Trillion Game
9

トリリオンゲーム

2023年7月からドラマ版の放送が始まった「トリリオンゲーム」。
主人公はトリリオン(1兆ドル)稼ごうとするガクとハル。行く手を阻む「ドラゴンバンク」に勝つため、会社を設立し花のオンライン販売やソシャゲ作りに励む。しかし、毎回「ドラゴンバンク」のメディアの力で負けてしまう。一発逆転として出資元の祁答院に芸能事務所「ゴットプロダクション」の社長になってもらう。そして、トリリオンゲームの広告をテレビに出してもらい、ランキングで「ドラゴンバンク」の新作ソシャゲを抜く。規模を広げていく「トリリオンゲーム」、「スタジオポポロ」のアニメを独占配信しようとし成功。
そんな「トリリオンゲーム」に不穏な影が忍び寄る。ある日、「ドラゴンバンク」の黒龍社長に呼び出された、ガクとハルに700億の買収を提案する。もし、買収を断ったら「ドラゴンバンク」は本気で潰しに来てしまう。買収を選べば、トリリオンは達成できない。揺れる「トリリオンゲーム」のガクとハル。そんな中ハルがなんと「ドラゴンバンク」に買収の提案をしたが、莫大な資金が必要だ。その資金調達のために「トリンリンペイ」を開発。ほかの電子マネーと同じくらいのシェアをとれ、もっと効率よくするために鉄道系カードと連携することにした。なんと、黒龍社長の令嬢・桐姫とハルが結婚(?)し、「ドラゴンバンク」と手を組み契約が成立した。
それをよく思わない黒龍社長は、「トリリオンゲーム」のサーバーにハッキングし、すべての情報を盗む。信頼を失った「トリリオンゲーム」はこの後どうなるのか。

トリリオンゲーム / Trillion Game
8

「Dr.STONE」の稲垣理一郎と「サンクチュアリ」の池上遼一がタッグを組んだ衝撃の作品!

「Dr.STONE」や「アイシールド21」を手掛けた稲垣理一郎と「サンクチュアリ」の池上遼一がタッグを組み、新たにこの世に放つ作品が「トリリオンゲーム」です。「サンクチュアリ」ファンのお笑い芸人、千鳥も絶賛するそんな作品となっています。
あらすじは、世界一ワガママな男のハルと真面目なガクが0から起業し、1兆ドルを稼いでこの世のあらゆる全てを手に入れるというストーリーです。この漫画の冒頭で2人は21世紀初の日本人で世界の長者番付トップ10に選ばれるシーンから始まります。つまりハルとガクは成功者となる訳ですが、長者番付に名を連ねるまで2人はどのようにして成り上がったのか、思い描いていた人生と違うと嘆くガクの回想から本筋の話に進むという形になっています。
そして、ハルとガクのキャラクター性も作品のポイントになっています。ハルはワガママな一面が強く出ているのですが、相棒のガクをとても信頼している点や見知らぬ人ともすぐに打ち解ける人柄を持っています。一方、ガクは引っ込み思案ながらもIT知識に長けており、独学でハッキングを行うことができるほどの腕前を持っています。
この2人が織りなす1兆ドルを手に入れるためのトリリオンゲーム、必見です。