簡単なバイトだというイメージはこの漫画を読んでから180度変わった
深夜のコンビニアルバイト店員の松駒が、自身の周りにいる一癖も二癖もある人々に振り回されるコメディ漫画。
特に印象的なのがタイトルにもなっているニーチェ先生こと仁井くん。
唯我独尊的な考え方と突き刺さるような言葉に、松駒さんは困惑しながらも尊敬の念を抱いて心の中でニーチェ先生と呼んでいます。
冷たい中にも真意をつく言葉に私自身も仕事に対しての向き合い方に変化が出てきたように思います。
ニーチェ先生以外にも、宝くじに給料を注ぎ込む渡利先輩や親がヤクザ疑惑のある柴田くん。
可憐な見た目なのに、シューティングゲームで驚異的な点数を叩き出すなど黒い性格が見え隠れする黒木ちゃんなど個性豊かなキャラクターしかいません。
そして濃いキャラクターたちとしっかりと信頼関係が築ける松駒さん自身も個性的なのだと思います。
個人的に一番興味深いキャラクターがここのコンビニ店長ことオーナー。
相当な天然でニーチェ先生含む店員全員を振り回します。
ですが人を見る目は確かなようで、個性あふれる面々を採用したのはお互いに学べることがあるという想いを告げております。
オーナーの懐の深い一面が大変素敵に思えました。
この漫画は松駒さんご自身の体験談をもとに作られた作品だと知り大変驚きました。
こんな面白いコンビニ店員がいるのなら是非とも訪れてみたいと思いました。
そして私が思っていた100倍仕事量が多く、濃い仕事内容の割にはお給料も低く辛い職業なのだと考え方が変わりました。
たくさん笑わせられますが、学びも多い作品です。