地獄のバスターズ

地獄のバスターズのレビュー・評価・感想

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地獄のバスターズ
7

連合軍のハミ出し連中が独軍の秘密兵器を奪取してスイスへと亡命する!

『地獄のバスターズ』は1978年に公開されたイタリアのマカロニ戦争アクション映画で、監督はエンツォ・G・カステラーリ。
脚本はサンドロ・コンスティエンツァ、セルジオ・グリーコ、フランコ・マロッタ、ロマーノ・ミニョーリ、ラウラ・トスカーノで、出演はボー・スヴェンソン、ピーター・フートン、フレッド・ウィリアムソン、マイケル・ペルゴラーニ、ジャッキー・ベースハートらです。
映画音楽はフランチェスコ・デ・マーシが書きました。
本作は1944年の特殊戦争任務のために徴募された捕虜のグループに関わっており、1967年に製作された米国映画『特攻大作戦』の緩やかな意味でのリメイクです。
この映画は、クエンティン・タランティーノが2009年公開の『イングロリアスバスターズ』に本作の原題『Ingrlorious Bastards』を引用してから批評家の関心を集めました。
タランティーノの作品は『地獄のバスターズ』を正確にリメイクしたものではありませんが、米国人の大佐がスヴェンソンに似ており、またナチスの将軍がカステラーリに似ている点を含めて、若干の参照を行なっています。
1944年のフランスで、米兵バール(脱走兵)、ニック(コソ泥)、フレッド(あだ名が「暗殺者」)、トニー(暴徒)、イェーガー少尉(女性と子供を含む民間人を処刑する旨の命令を拒絶したために逮捕)は死刑を宣告されて、アルデンヌ近くの収容所に移送されるところでした。
収容所への道中で、タイヤの故障でトラック群は停車せざるを得ず、フレッドとバールがタイヤ交換を命じられました。
ところが彼らの作業はドイツ空軍の空襲のために中断せざるを得ません。
5名の犯罪者は空襲を利用して逃亡します。
イェーガーが一団を率いて、中立国スイスへ逃亡する道を探ることになります。