シャークトパス

シャークトパスのレビュー・評価・感想

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シャークトパス
7

凶暴ザメに足が生えたなら、、、

このシャークトパスという映画では、海の暴君サメが地上で大暴れします。

正確にはサメとタコのキメラ、シャークトパスという人造ザメです。とある研究施設で兵器として開発されていましたが、ある日脱走。そして、地上を舞台にシャークトパスと人間が死闘を繰り広げます。

サメに地上で活動するための足が生えたので、人々にはもう逃げ場はありません。まさに絶望するしかない状況の中で、人間が健気に、だけど強かに知恵を使って抗うところが、この作品の見所の一つとなっております。

ただ、奇をてらいすぎた作品なだけに、正直ストーリーはところどころ粗く、シャークトパスのCGもチープ感が漂うものになっています。The・B級映画といった感じです。ですが、逆に期待せずに肩の力を抜いて楽しめる作品とも言えると思います。(B級映画の醍醐味ですね。)

サメ映画では、スティーブンスピルバーグ監督作のジョーズが有名ですが、他にもサメ映画は沢山あり、枚挙にいとまがありません。ジョーズの大ヒットにより、サメ映画が市民権を獲得。その後さまざまなサメ映画がつくられ、サメ映画業界(仮称)が大変盛り上がりました。しかし、徐々にアイデアが出尽くし、マンネリ化してきた中で、大分ぶっ飛んだ設定のサメ映画が作られるようになりました。これはそんな作品の一つです。

ぜひご堪能ください。