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世界の問題を考えるアーティスト、shing02
shing02のホームページを見ると、「僕と核」という記事がある。shing02は、世界のシステムがおかしいと言っているHIPHOPアーティストであり、現在はアメリカに住んでいる。
shing02の作品には、六ケ所村の原発についてラップしたものや、第二次世界大戦についてラップしたものがある。
常に、時代や世界情勢について考えているアーティストであり、恋愛のことばかり歌っているアーティストとは視点が違う。
shing02の言うように、世界のシステムがおかしいとすれば、現在、生きていて苦しむ各国の市民たちの苦痛が、「自分のせいでない」ということがわかる。
その中でも、時代のせいにしないで生きていくのが正しい事かもしれないが、苦しむ市民、苦しむ弱者のために、史実から見ても、そろそろ革命のようなことが、公にでも、静かにでも、起こるかもしれないと思っている。これほど、「世界のしくみ」や「問題」について考えてラップしているアーティストも、日本では珍しいのではないだろうか。普段暮らしていると、そのような申告な問題は、遠ざかりたくなる話題かもしれない。しかし、人類がみんなで考えなければいけない問題を発信しているshing02は、すごく真面目な人なのだろうなあと思う。