ジュエルペット サンシャイン / Jewelpet Sunshine

『ジュエルペット サンシャイン』とはサンリオとセガトイズが共同開発したキャラクター、ジュエルペットのTVアニメ版の第3シリーズとして2011年4月からテレビ東京系列局で全52話が放送されたTVアニメ。
ジュエルペット達が暮らすジュエルランドの全寮制の学校「サンシャイン学園」の問題児が集められたクラス・3年梅組の生徒のジュエルペット・ルビーと、そのルームメイトの少女・水城花音(みずしろ かのん)を中心とするキャラクターが巻き起こすドタバタを描いたギャグアニメの側面を持つ一方で、他生徒が抱えるそれぞれの夢への努力や、同じ人間の男性に恋をしたルビーと花音の確執や奇妙な友情といったものも描かれるシリアスな側面も併せ持つ。
また、作中では昭和のTV・映画のパロディが豊富で、『スクール☆ウォーズ』のパロディが展開される第1話Aパートや、『ねるとん紅鯨団』の告白シーンが再現された第21話Bパート(ナレーションも本家と同様に皆口裕子が担当している)、海外映画『フラッシュダンス』のオーディションでのダンスシーンをほぼ完全に再現した第25話Bパートなど、枚挙にいとまがない。
TV放送版では上記の『フラッシュダンス』のシーンで本家の主題歌『フラッシュダンス…ホワット・ア・フィーリング』がBGMとして使用されたが、DVD版では権利の問題で、BGMが差し替えられており、他の回でもBGMの差し替えがある。

ジュエルペット サンシャイン / Jewelpet Sunshineのレビュー・評価・感想

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ジュエルペット サンシャイン / Jewelpet Sunshine
10

女児向けアニメかと思いきや中身は深夜アニメ級のカオスアニメ

パッと見は女児向けのかわいい動物たちが出てくるアニメです。女の子が大好きであろう宝石をモチーフにした動物たち「ジュエルペット」が活躍するアニメです。しかし、中身は昭和物のパロディやオタク向けパロディ、有名洋画のBGMを使用した展開などのパロディ満載なアニメです。
さらにそれだけでは終わりません。サンリオが手掛けるアニメとは思えないほど、主人公キャラクターを雑に(いい意味で)扱っています。ほかのキャラクターにも同じような扱いですが、踏んだり蹴飛ばしたり、急に実写した一部のキャラクターが出てきたり、女の子の股間を光らせたり、女の子に排泄物の形をしたものを扱わせるなどのカオスな内容となっております。
女児たちから見ればかわいいジュエルペットたちがどんちゃん騒ぎしているアニメですが、大人たちから見れば「本当にサンリオのアニメ?」と思うくらいのカオスさがあります。ネットでは「女児向け銀魂」「女児向け深夜アニメ」と呼ばれており、幅広い年齢層をターゲットにしているのではないかと思います。
しかし、そんなカオスなアニメですが、最後は感動的に終わるようになっています。伏線もしっかりと回収しており、ギャグだけではなく、中身も面白く仕上がったアニメです。