ザ・ピーナッツ

ザ・ピーナッツのレビュー・評価・感想

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ザ・ピーナッツ
10

一世を風靡した双子デュオ

ザ・ピーナッツは1959年にデビューして75年に引退した双子の女性デュオです。「恋のバカンス」、「ウナ・セラ・ディ東京」、「ふりむかないで」、「恋のバカンス」など多くの大ヒット曲を残しました。
彼女たちの魅力は双子であることからくる見事なハーモニーでしょう。その人気は社会現象となり、その髪型もとても流行りました。
上の音程のパートと下の音程のパートをそれぞれが歌っているのですが、その調和した歌声には痺れてしまいます。
さらにこの2人の特筆すべき点は、海外の番組、例えば名番組として知られる米国の「エド・サリバンショー」などにも出演しているところです。即ち海外でも人気が高かったのです。彼女たちの英語や独語の発音も見事でした。そして何よりも歌唱力が素晴らしかったのです。
ザ・ピーナッツは日本のポップス初期を代表する歌手で、彼女たちに憧れて布施明などは歌手になったそうです。
またこの2人はポップスだけではなく、演歌調の「大阪の女(ひと)」などもヒットさせていて、とても幅の広いアーティストだったといえます。
他方でプログレッシヴロックの代表的なバンドであるキングクリムゾンの曲をカバーしていて、見事な歌唱を披露しています。
今後ともザ・ピーナッツの曲は聴かれていくことでしょう!