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表現力豊かな伝説の歌手
いしだあゆみは、1960年にデビューした歌手であり、女優です。彼女は1968年にリリースした「ブルーライトヨコハマ」が大ヒットして、さらに70年には「あなたならどうする」をビッグヒットさせました。「ブルーライトヨコハマ」は橋本淳作詞、「あなたならどうする」はなかにし礼作詞で、いずれも作曲は筒美京平です。
彼女の魅力はどこにあるのでしょうか？
それは優れた表現力と個性的な歌い方にあると思います。歌詞の内容を聴く人にわかりやすく伝えるという点で、その表現力は見事です。とりわけ「あなたならどうする」の歌唱は、聴き手に失恋した女性の哀しみをダイレクトに伝えています。
さらに彼女の個性的な歌い方も魅力的です。少しハスキーで、他に似た声が見当たらない声質だと言えるでしょう。
また、あまり広く知られてはいませんが、「夢のかけら」という曲などは、とても切なくて優れた詞と歌唱とメロディがとても印象に残ります。この曲の作曲はやはり筒美京平です。
ティンパン・アレーと組んで出したアルバムには彼女の優れたポップセンスが窺えます。これを聴けば、その本質は歌謡曲ではなく、ポップスなのだとわかるのです。
このように優れたミュージシャン、いしだあゆみをぜひ多くの方にお聴きいただきたいと思います