サバイバル・オブ・ザ・デッド

主人公はモラルの失った州軍兵？

前作「ダイアリーオブザデッド」で放浪する大学生から物資を強奪しているところをカメラで撮られて一躍有名になった主人公達兵士が主人公なのですがゾンビ発生により召集され立ち向かっていく過程で未曾有の戦場へ駆り出された兵士がいかに狂ってしまうのか少しずつわかってくる作品です。
政府もほとんど機能しなくなり社会が崩壊した世界で軍人として生きる意味も失い命令、干渉されることに嫌気が差してくるのも何となく分かりました。
もしもの時に備えることについて映画で勉強しようと思って視聴したのがこのゾンビ映画でした。よくホラー物の世紀末映画で悪役にされているはぐれ物の兵士が主人公というところも興味深くなってきます。
90分映画なので空き時間に友人、恋人同士で見てみる価値はあると思います。
監督は「ナイトオブザリビングデッド」「ゾンビ」でデビューしたジョージ・A・ロメロさんなので現れるゾンビは歩くゾンビ。ホラーが苦手、ゾンビ映画見たいけど怖すぎて…という方でも見やすい初心者入門映画とも言えるでしょう。
特に1番印象的だったのがゾンビを人間と同じように生かすか殺すか希望の島を統括する者同士で意見が衝突する姿も見所があります。