グレイハウンド

グレイハウンドのレビュー・評価・感想

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グレイハウンド
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大西洋での独潜水艦隊との死闘を描いた戦争映画『グレイハウンド』

『グレイハウンド』は2020年に公開された米国の戦争映画で、監督はアーロン・シュナイダー。主演はトム・ハンクスで、彼は脚本も書きました。映画は1955年に発表されたC・S・フォスターの小説『The Good Shepherd』を原作にとしていて、共演はスティーヴン・グレアム、ロブ・モーガン、エリザベス・シューです。
映画の舞台は米国が公式に第二次世界大戦に参戦した1か月後の大西洋の戦い中の1942年初頭。潜水艦攻撃にさらされる商船船団を護衛する多国籍護衛艦隊の司令の任務を受けた米国海軍司令官の物語を追っています。
『グレイハウンド』は米国で当初はソニーピクチャーズによって劇場公開される予定でしたが、コロナ流行のために無期限に公開中止になって公開自体がキャンセルとなりました。その後、配給権はAppleTV+に売却され、同社がデジタル公開を行いました。批評家たちからは好意的な評価を受け取り、とりわけ90分の上映時間を効果的に用いた戦闘場面の連続が賞賛されました。アカデミー賞の最優秀音響賞にノミネートされています。
映画批評の集計サイト「ロッテントマト」は「『グレイハウンド』の登場人物たちは映画の戦闘場面ほどタフではないが、この展開の速い第二次大戦スリラーは効率的なアプローチの恩恵を受けている」との評価を掲載しました。