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鉄拳さんすごい。
人生、色々あるなあって感じです。大介をずっと支えていたサキさんが凄いです。私なら、待っていられないかもしれません。でも、ここで自分がいなくなれば、この振り子が止まると思って、それは嫌だったのでしょうか。ほんとに大介が好きだったんだなと思いました。長い年月を描いているけど、一つ一つの話が丁寧に描かれていて、分かりやすかったです。高校生の時に糸電話で話してたとか、なんかきゅんきゅんする設定でした。糸電話が彼らが歳を重ねてからも出てきて、そこにグッときました。大介も、後々サキさんの優しさに気が付いたけど、そのときにはもう…みたいなことがあり、人生ってほんとうまくいかないと思いました。振り子時計を結婚当初に買ったとき、時計屋の人が言ってたことがいいセリフでした。その言葉は、原作者の鉄拳さんの言葉がどうかは分からないけど、振り子の振りを人生に例えて、あんな感動的な漫画が描けるなんて、鉄拳さんはすごい才能だし、それが映画化までするなんて、凄いです。中村獅童さんもどこか、不器用ぽい顔をしているし、家族とうまくいかない父役があってました。ラストは思ってた展開と違ってびっくりです。とても面白い作品でした。