風のクロノア

風のクロノアのレビュー・評価・感想

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風のクロノア
9

思い出に残るゲーム「風のクロノア」シリーズ

アクションゲームである「風のクロノア~door to phantomile~」は1997年にプレイステーション用ソフトとして発売されたのが始まりで、その後様々なプラットフォームに対応を拡大したシリーズ作品です。主人公のクロノアをはじめ、バンダイナムコらしい親しみやすいキャラクターたちが揃い、大人から子供まで楽しめるストーリー展開、ゲームを彩る美しい音楽の数々とやりこみ要素もある本格的なアクションゲームが楽しめます。
2001年にプレイステーション2で販売された「風のクロノア~世界が望んだ忘れもの~」のTVCMで特に印象的に宣伝していましたが、基本的には横スクロールアクションで進んでいく中で、奥行きまで感じて楽しめるところが特徴的です。ストーリーも王道のキャラクターたちの成長物語ではあるのですが、大人でも予想を裏切られる展開や設定が出てきたり、クライマックスでは思わず泣かされたりと感動できるものになっています。
他にもパズル要素を強化したワンダースワンの「風のクロノア ムーンライトミュージアム」やゲームボーイアドバンスの「風のクロノア~夢見る帝国~」や、キャラクターの魅力を押し出したゲームボーイアドバンスの「クロノアヒーローズ 伝説のスターメダル」などが発売されています。初期のプレイステーションソフトの内容をより遊びやすくしたリメイク版が2008年にWiiのソフトとして発売されていますので、是非少しでも興味があれば遊んでみてほしい作品です。
全体的な評価としてはゲーム性、キャラクター、音楽、どれをとっても満点をつけたいのですが、遊べる筐体が少ないという点を考慮して9点と致しました。