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何か起こるわけでもないけど…
花輪和一先生原作の実写映画です。漫画も読んでいて内容は知っていたけど、映画もよかったです。刑務所の中ってやっぱりちょっと知らないことが多いから、なんか興味深かったです。お菓子などは普通に生活していればいつでも食べられるけど、刑務所の中に入ってしまうとそんな機会も殆どなく。一大事というか、甘いものが本当にごちそうみたいになるんだろうなと思います。キャストも山崎努さんとか香川照之さんとか、田口トモロヲさんとかちょっと癖のある人だらけでよかったです。香川照之さんはやっぱり雰囲気がありますね。おじさんばかりなのにノリが学生っぽいのは、それも刑務所という閉ざされた空間だからでしょうか。何かが取り立ててあるわけでもなく、刑務所の中なのにほんわかしていてずっと見ていられました。でものどかといっても、どこかもの悲しさもあり、悲劇と喜劇は紙一重なのかもな、と思いました。