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花火に泣かされる。
本当にある花火大会を取材しているだけあって、すごくリアルでした。すてきな大会だなと思います。花火ってただでさえ、上がるとすごくテンションがあがるものだけど、その花火花火に思いが込められていると思うと、心に来ます。兄が妹のためにと作った花火、彼女が好きだと言った赤の花火を作ろうと頑張っているところがすごく感動したし、その花火は一瞬だったけど、ずっと心に残るなあと思いました。そして、そこで終わらないのが、にくい演出です。よそものが青年会に入るのが大変だったs里、ちょっと嫌なところも描いていたし、すごくよくできた話でした。谷村美月ちゃんの、自分のことよりも兄をどうにかしたいという気持ちが伝わる演技がすばらしいです。ここまで頑張られると、兄としても外に出ざるを得ないでしょう。でも、引きこもりから出るのは大変だし、そこは勇気がいったことだろうなと思いました。高良健吾さんは表情がすごくいいです。なんか最初の方はほんとに暗い感じで、すごいなって思いした。二人の兄妹愛に泣き、花火の壮大さに泣き、と泣かされてしまった映画です。花火を扱った映画もよくあると思いますが、この話は儚いだけじゃなく、頑張ろうって前向きになれる映画でした。