マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙

マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙のレビュー・評価・感想

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マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙
6

もう少し、政治の話を描いてほしかった。

老後の話と、若いころの政治の話とか交互に描かれるので、ストーリーを追うのが大変でした。彼女の幻覚の部分も多かったし、事実はどうかわからないところも多い気がします。それは映画だからいいのかもしれませんが、もっと男社会でのし上がっていったところに重きを置いた話を見たかったというのが正直なところです。それでも実際の映像も織り交ぜて振り返っており、なるほどと思うところが多くありました。もう少し、近代史を私がしっていればもっとおもしろかったのでしょう。それに、やっぱりメリル・ストリープはすごいし、彼女の演技を見るだけでも見る価値はありました。彼女だって、そんな若いわけじゃないから、特殊メイクといったってとか思ってたけど、ほんとに違う感じになってました。歩き方からして、なんか違います。メリルには見えませんでした。さすがです。これはサッチャー本人に見えてきます。彼女自身すごく貫禄があるから、サッチャー役がとてもよく似合ってました。国の首相という責任ある立場で、一言一言の重みが違い、すごいプレッシャーと戦っていたんだろうなと感じました。賛否がある人らしいのですが、私は前述のとおり、よく知らなかったので、サッチャーについてもっと調べたくなりました。