河島英五

河島英五のレビュー・評価・感想

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河島英五
10

元気を与えてくれるミュージシャン

河島英五は大阪出身のシンガーソングライターです。惜しくも2001年に亡くなりましたが、数々の名曲を残し、没後もさまざまなミュージシャンがカバーしています。
高校時代にギターを持って歌い始め、卒業後グループのメンバーとして自主制作レコードを出すなどしていましたが、やがて解散してソロで活動するようになりました。
そして1975年にメジャーデビューして翌年、「酒と泪と男と女」が大ヒットします。他の歌手に提供した曲も多く、八代亜紀が歌った「月の花まつり」などは珠玉の名曲です。
俳優としても活躍しましたが、やはり彼は歌手がメインの活動だったと思います。そのなかには英五が敬愛していた村田兆治の奮闘を歌った「地団駄」などの曲もあり、これはいわゆる応援歌でした。彼の歌にはこういったいわゆる応援歌がかなりあり、なかでも名曲として知られているのがNHKの時代劇のエンディングテーマとして作られた「元気だしてゆこう」です。この曲は生前にリリースされた最後の曲で、逆境にある人々の背中を押してくれるような歌です。
英五の歌の魅力はどこにあるのでしょうか?
それは何よりもパワフルな歌声と人を勇気づけてくれる歌詞、そしてときに抒情的、またあるときはアップテンポで躍動的なそのメロディとリズムだと思います。こういった特質は時代を超える普遍的な魅力を持っていますね!