信長の野望・烈風伝

信長の野望・烈風伝のレビュー・評価・感想

信長の野望・烈風伝
8

とっつきやすさは随一 難易度易な信長の野望

1999年に発売した信長の野望の8作目。PS、PSP版も発売されているが、城数やマップの多いPC版を今回は紹介。
内政・戦闘のほとんどは、マス目で区切られたマップ上で繰り広げられるので、自国や相手国の状態が可視化され分かりやすい。攻城戦も専用の城マップが存在している。城ごとによって形状に違いがあるため、ウィークポイントなど把握しながら戦略的に立ち回る必要がある。
また、城数と武将数の多い本作では、中盤以降の中弛みが懸念される。
内政・戦闘は武将に委任することで自動化してくれるものの、COMの行動はお世辞にも賢いとは言えず、思ったように動いてくれないことも屡々。COMがおバカということは、当然相手国の行動もワンパターンになりがちで、戦闘の難易度は信長の野望作品のなかでも易しめ。武将1人ずつを指示し移動させる本作では、ステータスの恵まれないマイナー武将でも立ち回り次第では大軍を退けるだけの力になる。
さらに、地域によっても強みが大きく異なる。平地の多い関東は水田が作りやすい、東北は馬産地が多い、近畿は朝廷への外交が容易等々。こうした地域毎の強みを活かしながら天下統一を目指せる要素のおかげで、周回プレイで違う大名を選択したくなりモチベに繋がる。
総じて、戦略シミュレーションを始めてみたい新規ユーザーには是非オススメしたいゲームとなっている。