甘いお酒でうがい

甘いお酒でうがいのレビュー・評価・感想

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甘いお酒でうがい
8

松雪さんと黒木華のコンビがいい。

こじらせ女子の日常話って感じの話です。
松雪泰子さんがいつもと違う感じで、ちょっと個性的な女子を演じていて、でもやっぱりきれいで、すごくよかったです。
松雪さん演じる佳子の日記って感じなのですが、まず彼女は声がいいですから、ナレーションをずっと聞いていられるって感じでした。
結婚しておらず孤独だけど、でも幸せ、いや、やっぱり切ないみたいなところがとてもリアルだと思いました。
みんな、いつも同じ気持ちってことはなくて、1人で自分のルールで生きていて幸せだなと思う日もあれば、孤独だなと思う日もあると思います。
そんな感じが出ていました。
また、佳子と若林ちゃん(黒木華)の関係性がすごくいいなと思いました。
先輩と後輩、年が離れているけど仲良しで、こんな関係性の女友達がいたら楽しいだろうななんて感じました。
若林ちゃんはほんと明るくて、佳子はちょっとネガティブ入ってて、その掛け合いがおもしろかったです。
この映画の脚本は、シソンヌのじろうさんですが、いかにも彼が書いたって感じの話でした。
コントじゃないけど、コントっぽい感じもちょっとあって、クスクスしてしまう感じです。
甘いお酒でうがい、わたしもしてみようかなって思いました。

甘いお酒でうがい
9

シソンヌのじろうっぽい話

もともとシソンヌのコントが好きなので、見ました。うん、なんとなくじろうちゃんっぽいです。すごくほんわかとしていて、いい映画でした。佳子さんのちょっとしたことでも心を動かす生き方とかすごくいいと思うし、甘いお酒でうがいとか、ちょっと癖のある習慣が堪らないです。日常でありながら、どこか普通と違っていてというところが佳子さんの魅力です。そして彼女の同僚であり、友人の若林ちゃんがすごくいい子でした。こういう子と友達になりたいって切に思います。佳子さんと若林ちゃんがきゃっきゃっしている場面は何度でも見たくなります。若林ちゃんのファッションもなんかツボでした。そこら辺にもこだわりが見えます。ふた回り年下君も、天然なのか狙っているのかわかりませんが、これは落ちるわって感じでした。恋の話がメインなんだろうけど、それ以上に佳子さんの日常をもっと見たいなと思いました。