デンジャー・クロース 極限着弾

デンジャー・クロース 極限着弾のレビュー・評価・感想

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デンジャー・クロース 極限着弾
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ベトコンゲリラとの密林内での息詰まる至近戦闘の極限状況を描いた『デンジャー・クロース 極限着弾』

『デンジャー・クロース 極限着弾』は2019年公開のオーストラリア映画で、ベトナム戦争時のロングタンの戦闘を描いています。監督はクリフ・ステンダース、出演はトラヴィス・フィメル他。
映画のオープニングはオーストラリア第1任務部隊のヌイダット基地へのベトコンと北ベトナム正規軍による迫撃砲攻撃の場面。攻撃を受けている間、ハリー・スミス少佐は砲火のもとでも冷静に振る舞い、部下に退避を命じるが、ほかの兵士たちは真面目に受け取らずにカード遊びに興じたり、ビールを飲んだりしていました。基地は友軍の反撃砲火で持ちこたえ、逆に敵の迫撃砲要員を殺害します。攻撃後に、スミス少佐はロイヤルオーストラリア第6連隊第6大隊デルタ中隊を2キロ離れたロングタンのゴム林プランテーションの探索に差し向けます。その代わりにブラヴォー中隊は迫撃砲攻撃が行われた地点を特定することを命じられます。しかしブラヴォー中隊は敵軍を捕捉できませんでした。
翌日、スミス少佐のデルタ中隊はブラヴォー中隊と交代するために派遣され、迫撃砲攻撃の地点に敵の撤退の痕跡を見つけたので、敵軍に追従します。第11小隊はベトコンの少人数の巡察と接触し、さらにプランテーション奥深くに進むと、敵の激しい銃火を浴びることになりました。友軍の反撃砲火を要求しますが、それは友軍との至近距離内に着弾する極限着弾になる恐れがありました。